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微化石

微化石でわかる古環境

ミクロな生物からグローバルな環境を考える

地球科学分野 リチャード ジョルダン 教授

微化石とは、顕微鏡を使わないと観察できない、大きさがミリサイズからミクロンサイズの微小な化石の総称です。いろいろな生物のグループが含まれていて、放散虫、有孔虫、コッコリスなどの原生動物、貝形虫などの甲殻類、珪藻類のような微小植物、花粉や胞子、コノドント類などです。微化石は地層の年代決定や、過去の地球環境を復元するのに使われています。詳しい鑑定は、光学顕微鏡や電子顕微鏡を使って行います。

微化石とは、顕微鏡を使わないと観察できない、大きさがミリサイズからミクロンサイズの微小な化石の総称です。いろいろな生物のグープが含まれていて、放散虫、有孔虫、コッコリスなどの原生動物、貝形虫などの甲殻類、珪藻類のような微小植物、花粉や胞子、コノドント類などです。微化石は地層の年代決定や、過去の地球環境を復元するのに使われています。詳しい鑑定は、光学顕微鏡や電子顕微鏡を使って行います。



ある生物が生きていた時代を決められる化石を「示準化石」といいます。それに対し、過去の古環境を推測する手掛かりになる化石は、示相化石と呼ばれます。たとえば、微化石として見つかる生き物の中には、海水生のもの、汽水生のもの、淡水生のものがいます。微化石から、その生き物が生きていた当時の塩分を推測することができます。また、微化石としてたくさん見つかる「珪藻」の仲間は、水と光があればどんなところでも生きることができます。珪藻には浮遊性のものや、付着性(底生)がいて、水中を漂ったり、動植物や地面にくっついたりして生活しています。中には北極や南極の氷の下や、強酸性の温泉の中に生きている種もいます。どこでも生きられるため、珪藻化石からは多くの古環境に関する情報が得られます。



微化石の観察には光学顕微鏡と電子顕微鏡を使います。微化石の研究には従来光学顕微鏡が用いられてきました。珪藻の微細な構造などを観察するには走査型電子顕微鏡が必要です。


年に私たちは英科学雑誌「ネイチャー」に論文を発表しました。北極海から得られた約四千五○○万年前の地層から海氷に付着して生きる珪藻を見つけ、中期始新世に北極には海氷があったことを突き止めました。これは、これまで考えられていたよりも三千五○○万年も早く、それまでの学説を覆すものでした。南極と北極の寒冷化が同時期に起こったことを示す、新たな証拠になりました。

微化石から過去の地球をのぞいてみませんか?。

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