About

理学部・理工学研究科紹介

ホーム > 理学部・理工学研究科紹介 > 教育目標・沿革・アクセス

学部長からのメッセージ

ご挨拶
 

 山形大学理学部は、旧制山形高等学校と山形大学文理学部からの長い伝統の中で継承されてきた理学精神を礎としつつも、時代と共に変遷する地域・社会の課題解決に対応できる教育・研究・地域共創体制を整え、地域コミュニティの一員として理学教育の責務を負うことを使命と考えております。21世紀に入り社会・産業構造の変化はさらに加速を続けているなか、日本は国際的競争力を低下させています。学術分野においても世界的競争が激しくなり、日本は学術的プレゼンスも低下させています。原因は多岐にわたりますが、その一端は大学にもあろうかと思います。

何を変えるべきで、何を変えざるべきか。

 理学部として変えざるべき教育と、時代に合わせて変えるべき教育。両者のバランスを見極め変化を許容する適応力が求められている時代だと思います。今後も時代に合わせて教育・研究・社会共創体制を見直しつつ高度育成人材の輩出ならびに最先端研究を発信し続けてまいりますので、ご支援賜りますよう心よりお願い申し上げます。

高校生の皆様へ
 

 みなさんが大学へ入学する理由は何でしょうか? 

 もちろん、それは人それぞれ異なるでしょう。私も二十数年前に大学へ入学しましたが、皆さんに胸を張って言えるような立派な理由は持っていなかったかもしれません。それでも、大学入学後には自ら進んで学び続け、気が付けば学問の世界に魅了され研究者としての人生を選びました。

 大学へ入学する理由は人それぞれ違っていても、人生の目標が見つかるキッカケは大学の至る所にあります。私の様に研究者を目指す人。海外での活躍を目指す人。教師を目指す人。

 山形大学理学部では、皆さんの多様性をしっかり受け止め、皆さんの個性あふれる「やりたい」を伸ばし人生の目標へとつなげるための教育を実践したいと考えています。自然の真理を追究する理学部ならではの専門教育はもちろんのこと、基礎学問を社会実装するための実践教育や先端研究、異文化交流を促す語学トレーニングや留学支援など。

 大学に入学する理由は重要ですが、その理由に囚われすぎないことも重要です。最も重要なのは、入学後の4年間で何を学ぶかだと思っています。この貴重な4年間の皆さんの成長を山形大学理学部ではサポートし、皆さんと一緒に歩んでいきたいと思います。 

 最後に一つお願いです。

 「数学・理科が好き」

 難しい理由はいりません。

 山形大学理学部で勉強している理由を誰かに聞かれたら、こう答えられる学生になって欲しいと思います。

学部長 並河英紀

理学部の教育目標

学部の目的

理学部は、自然科学の基礎的分野の教育・研究を通して幅広い視野と探求力を教授し、豊かな人間性に基づいた責任感と倫理観を持ち、社会の要請に対し、独創性と柔軟性をもって対応できる自然科学の専門的素養を持った人材の育成を目的としています。

教育目標

山形大学の教育目標を踏まえ、理学の幅広い知識を教授して自然の真理を探究する柔軟な発想力と広い視野を育て、分野横断的な教育・研究を重視した先進的な専門教育により科学的な思考力・表現力・方法論を修得させます。卒業後、独創性と柔軟性を兼ね備え様々な分野で人類社会の発展に貢献できる人材の育成を目標としています。

沿革

1920年(大正9年)4月17日 勅令により山形高等学校創立。
1949年(昭和24年)5月 第2次世界大戦後の学制改革のなか、国立大学設置法により山形大学開設。
山形大学文理学部として、数学、物理、化学、生物、地学の5専攻が設けられ、現在の各学科の基になる。(山形高等学校は山形大学文理学部の母体となり、翌年3月に廃止)
1967年(昭和42年)6月 文理学部の改組により、山形大学理学部となり、数学科、物理学科、化学科、生物学科、共通学科の5学科が設けられる。
1970年(昭和45年) 8月 放射性同位元素総合実験室(現在は山形大学教育研究支援施設)及び理学部生物生産研究観測所(現在の裏磐梯湖沼実験所)が竣工。
1971年(昭和46年)10月 はじめての合同研修を蔵王坊平山荘で開催。
以来、大学教育の意義を実感する大切な行事として、現在にいたるまで実施。
1978年(昭和53年) 4月 地球科学科設置。
1979年(昭和54年)4月 大学院理学研究科(修士課程)を設置。以降、地球科学科・数学科の講座増、新校舎の竣工など、教育・研究環境の整備が進む。
1995年(平成7年)4月 理学部を大幅に改組し、各学科を2つの大講座に再編成。
数学科は数理科学科、化学科は物質生命化学科、地球科学科は地球環境学科に名称を変更。
1998年(平成10年)3月 先端科学実験棟が竣工。
1999年(平成11年)4月 理学研究科(修士課程)が理工学研究科(博士前期課程および博士後期課程)となる。
博士前期課程には、数理科学、物理学、物質生命化学、生物学、地球環境学の5専攻、博士後期課程には、地球共生圏科学専攻が設けられる。
(翌年度、生物学専攻と地球共生圏科学専攻に、企業との連携大学院を設置)
2004年(平成16年)4月 国立大学法人法により、国立大学法人山形大学として新たに出発。
2011年(平成23年)2月 山形大学高感度加速器質量分析センター(現在は山形大学教育研究支援施設)設置。
2011年(平成23年)5月 地球環境学科 日本技術者教育認定機構(JABEE)認定。(2015年3月卒業生まで)
2017年(平成29年)4月 理学部改組。5学科制から、1学科(理学科)制となり、6つのコースカリキュラム(数学、物理学、化学、生物学、地球科学、データサイエンス)を設置。
理工学研究科博士前期課程改組。5専攻制から、1専攻(理学専攻)5分野(数理科学、物理学、化学、生物学、地球科学)制となる。

アクセス

所在地:
〒990-8560 山形市小白川町一丁目4-12 
TEL.023-628-4502

アクセスマップ

  • JR山形駅東口から、東方へ約2km
  • 市内循環バス「ベニちゃんバス」
    【東くるりん/東原町先回りコース】乗車→「山大前」下車(所要時間約9分)、そこから徒歩1分
  • JR仙台駅前から高速バス
    [仙台~山形線]乗車→「南高前・山大入口」下車(所要時間約60分)、そこから徒歩5分
  • 空港シャトル(山形市内)
    「山形空港」乗車→「南高前・山大入口」下車(所要時間約35分)、そこから徒歩5分

お問い合わせ

山形大学理学部・理工学研究科

小白川キャンパス事務部総務課総務担当

〒990-8560 山形市小白川町一丁目4-12
TEL.023-628-4502
E-mail:yu-risoumu@jm.kj.yamagata-u.ac.jp