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山寺層の起源-地元高校生が研究成果を発表

2021.01.28

山形県立山形南高等学校理数科地学班のポスター発表会が令和3年1月21日、山形大学理学部(小白川キャンパス)で行われ、山形南高校第2学年理数科の6名が研究成果の発表会を新型コロナウイルス感染症防止対策に十分配慮の上、実施しました。

山寺(山形県山形市)に「山寺層」という火山性堆積物由来の地層があることに興味をもった地学班のみなさん。山寺層を現地調査し、採取した岩石の分析から山寺層の形成過程を考察しました。
採取した岩石は偏光顕微鏡で観察できる薄さまで研磨して、岩石の特徴を探り、岩石に含まれる鉱物などの同定を試みました。分析の結果、調査地の鉱石や堆積構造の特徴から、「山寺付近は玄武岩質火山からの火砕流などの突発的なイベントによって形成された可能性が高い」と考察しました。

次いで行われた意見交換では、出席した小白川キャンパス機器分析センターの部門長らと活発な意見交換がおこなわれ、今後の研究へのアドバイスがありました。参加した松井部門長は「研究アプローチや分析手法に鋭いものがあり感心した。今後も研究を継続いただき、後輩にも引き継いでいただきたい」と述べました。
また、南校生6名からは、「3月に学内発表会を控えており、今回の経験を活かしより充実した発表に向け引続き取組んでいきたい。」と意気込みを語りました。

今回の発表会は、高校生からの分析依頼がきっかけで実現しました。観察に用いる岩石の薄片標本の作製のため、本センター所管の「岩石薄片作成機器」を用い、高校生自ら機器を操作し岩石を削りました(当時の様子はこちら)。また、岩石の分析時にも「偏光顕微鏡」(本センター所有)を用いて同定を試みました。機器使用時には評価分析部門湯口貴史准教授、井村匠助教が指導助言を行うとともに、研究アドバイスを行ってきており、今後の交流継続が期待されます。

あいさつ:金井塚勝彦センター長

ポスター発表

意見交換:松井淳部門長

意見交換:湯口貴史准教授

意見交換:井村匠助教、横山潤部門長(奥)

発表会のあとにセンターの装置を見学しました:近藤慎一部門長(奥)

装置見学:横山潤部門長(手前)

山形南高校地学班の皆さん(前列)とポスターを囲んで