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ホーム > 新着情報 > 理工学研究科博士前期課程2年の佐藤杏樹さんが国際会議PD24で口頭発表、1年の長谷部愛奈さんがポスター発表を行いました
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ホーム > 新着情報 > 理工学研究科博士前期課程2年の佐藤杏樹さんが国際会議PD24で口頭発表、1年の長谷部愛奈さんがポスター発表を行いました
2024.12.06
研究ニュース
理工学研究科の佐藤杏樹さん(M2)と長谷部愛奈さん(M1)が、2024年11月にバンクーバーで開催された6th International Conference on New Photon Detectors(PD24)で研究発表を行いました。佐藤さんは競争のある中で口頭発表に採択され、長谷部さんはポスター発表を行いました。
物理学分野・中森研究室では天体観測用の可視光高速撮像システムIMONYの開発と中性子星の観測的研究を推進しています。その中で佐藤さんは、システムの頭脳として信号処理とデータ生成を担うFPGA回路の開発の中心として4年生から活躍してきました。本発表では、素粒子実験用に開発された集積回路をIMONYシステムにも採用し、FPGAで制御することで回路系全体の集積化と動作の安定化をもたらす開発について発表しました。長谷部さんも配属直後からIMONYの開発・観測に携わり、中性子星などの観測対象を精密に測光するための装置校正を追求する研究を発表しました。
初めての国際会議登壇で緊張して真っ白になりかけたとの本人談ですが、ベストパフォーマンスで講演と質疑応答ができていたと思います。ポスターセッションも長丁場で大変だったと思いますが、多くの参加者と議論ができ、充実した成果が得られた会議となりました。2件の発表は査読を経てJournal of Instrumentation誌から出版される予定になっています。