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2025.11.20

研究ニュース

博士後期課程1年の飯山陽輝さんが日本物理学会学生優秀発表賞を受賞

理工学研究科・博士後期課程1年の飯山陽輝さんが、2025年9月に広島大学東広島キャンパスで開催された日本物理学会第80回年次大会において、宇宙線・宇宙物理領域の学生優秀発表賞を受賞しました。講演題目は「SMILE-85: ガンマ線ビーム試験によるSMILE-3用ピクセルシンチレータアレイ検出器の性能評価」です。
中森研究室(物理学分野)は天の川銀河の中心付近からのガンマ線を観測することで暗黒物質を探索する気球実験 Sub-MeV/MeV gamma-ray Imaging Loaded-on-balloon Experiment 3 (SMILE-3) 計画に参画しています。ピクセルシンチレータアレイ検出器は、シンチレータと呼ばれるガンマ線のエネルギーを光に変換する物質を使用した検出器であり、ガンマ線を吸収した位置とエネルギーを測定することができます。飯山さんはSMILE-3で気球に搭載するピクセルシンチレータアレイ検出器にガンマ線ビームを照射し入射位置ごとのデータを取得することで、位置検出の傾向や測定可能なエネルギーの上限を調査し、口頭発表にてその結果を報告しました。
ピクセルシンチレータアレイ検出器の測定上限は、SMILE-3 で観測できるガンマ線のエネルギー上限を左右する重要な要素です。しかし、普段の実験室では検出上限付近のエネルギーを持つガンマ線の用意が難しく、ビーム試験は非常に貴重な検証の機会となります。講演にて報告したビーム試験の結果は SMILE-3 の感度を見積もる上で重要なデータです。

第80回年次大会(2025年)日本物理学会学生優秀発表賞 宇宙線・宇宙物理領域
https://www.jps.or.jp/activities/awards/gakusei/2025a_student_presentation_award.php#cr

受賞の喜びとSMILEの「S」を表現する飯山氏

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