News
News
2025.12.22
研究ニュース
2025年11月13日(木)~14日(金)に、京都工芸繊維大学 60周年記念館において開催された「第44回無機高分子研究討論会」 (主催:高分子学会 無機高分子研究会) において、江部日南子助教 (化学分野) が一般講演賞を受賞しました。本賞は、40歳以下の若手研究者を対象として、特に優れた研究発表を行った講演者に授与されるものです。
本討論会では、「ポリメタクリレートマトリックス–ペロブスカイト複合材料による水応答型クロミズムの実現」と題した研究成果について講演が行われました。本研究では、ハロゲン化鉛ペロブスカイトナノ結晶 (PNC) が有する優れた発光特性に着目し、ポリメタクリル酸メチル (PMMA) を多孔質マトリックスとして用いた PMMA–PNC 複合膜を開発しました。その結果、水との直接接触に応答して発光が可逆的に変化する、水応答型クロミズムの観測に成功しました。さらに、PMMAとPNCの相互作用により、PNC分解後のイオン漏出を抑制できることを明らかにし、繰り返し安定な発光回復挙動を実現しました。本成果は、水漏れ検知や各種センサー材料などへの応用が期待されます。
学会URL : https://www.spsj.or.jp/group/group_494.html
発表タイトル: ポリメタクリレートマトリックス-ペロブスカイト複合材料による水応答型クロミズムの実現
発表者: ◯江部日南子、石川凜太朗、松井淳
