News

新着情報

ホーム > 新着情報 > 【学内向け】理学部講演会(6/2)の開催のご案内

2021.05.19

在学生へ

【学内向け】理学部講演会(6/2)の開催のご案内

理学部学生の皆様

昨年度本学理学部に着任した2名の先生による理学部講演会を以下の日程でzoom開催いたします。

 

荒井隆先生はデータサイエンス領域を担当され、応用数学をご専門とされます。一方、井村匠先生は地球科学分野を担当、火山学・地質学をご専門とされています。
これまでの研究内容そして山形大学の理学部でこれから取り組まれる研究に関してご講演いただきます。

Zoomにて開催いたします。ミーティングIDなどの詳細はWebclassで理学部学生の皆様に送付される案内メールをご覧ください。

理学部学生の皆様のご参加をお待ちしています。


開催日時:6月2日(水)13:00~14:00

*Zoom開催です。詳細はWebclassで理学部学生の皆様に送付される案内メールをご覧ください。

 

多変量バイナリ変数を記述する確率分布関数

荒井 隆 助教

バイナリ変数は0,1や-1,1など2値の値をとる変数です。
この変数は例えば性別や子供の有無などのデモグラフィック情報や、遺伝子やアミノ酸配列の変異の有無などを符号化する場合など様々な分野で用いられるが、このような質的データは定量的解析が難しいのが現状です。
本講演ではバイナリ変数を記述する確率分布関数についての最近の研究成果と、今後の展望について紹介します。

火山熱水系の時空間進化を探る:火山災害減災に向けて

井村 匠 助教

山体内部に発達する火山熱水系は、発生頻度が高くかつ予測困難な水蒸気噴火およびマグマ水蒸気噴火の発生場であると考えられています。しかしながら、噴火発生場となる熱水系の成因や噴火との関連性は未だ不明瞭です。火山噴火を引き起こす熱水系はいったい(1)どのくらいの大きさで(2)どのような流体化学的特性をもち(3)どのような時空間変遷を辿ってきたのでしょうか。私は、この(1)-(3)の観点から噴火の発生源の実態を明らかにすることを目的として、これまでに各地の活火山において地質・岩石・鉱物学的研究を行ってきました。本講演ではこれらの最新の研究成果と今後の展望について紹介します。