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「新元素113番」 理学部研究者等が合成実験に参加しました。

2016.01.18

 2015年12月31日(日本時間)に、国際機関が「新元素113番」を理化学研究所 仁科加速器研究センターの研究グループが発見したと認定しました。この113番元素の合成実験に本学部からも研究者等(理学部物理学科教授 門叶冬樹、山形大学高感度加速器質量分析センター技術員 武山美麗、山形大学大学院理工学研究科博士前期課程1年 石澤 倫)が参加し、合成成功に貢献しました。

1 原子番号113番の新元素とは?
 今回、アジアで初めて新元素として国際的に認定された113番元素は、理化学研究所(理研)仁科加速器研究センターで10年近い年月をかけ発見されたものです。
 原理としては、亜鉛(Zn原子番号30、陽子数30個)の原子核とビスマス(Bi原子番号83、陽子数83個)の原子核を衝突させ、融合させることによって30+83=113番元素となります。

2 山形大学の参画と貢献 
 理研仁科加速器研究センターの森田浩介グループディレクター(九州大学教授)の率いる研究グループの一員として、本学からは、学術研究院(理学部担当)の門叶冬樹教授(原子核・宇宙物理)らの研究グループが、2000年から合成実験に参加しました。
 本学関係者は、仁科加速器研究センターにおいて、観測、データ解析、合成実験のモニター開発、検出器開発等を行い、2005、2012年の合成成功に貢献しました。

3 今後の教育研究について
 北海道、東北地方の大学法人では本学のみが所有する高感度加速器質量分析装置(AMS)にも、今回の新元素合成実験で使用した「分析装置の原理」が組み込まれています。AMSは、考古学、文化人類学、医学、農学、工学、環境科学、宇宙物理学などの幅広い研究分野で大きな貢献が期待できます。また、今後、森田グループディレクターを本学にお招きして、ヤマガタサイエンスアカデミー*でご講演いただくことを予定しています。

*ヤマガタサイエンスアカデミー
科学技術振興機構の補助を受け、山形大学と連携機関が理数系分野に卓越した県内の選抜された小中学生を対象として、科学を基盤とする未来を担う人材を育成するプログラム
 http://www-sci.yamagata-u.ac.jp/ysa/ 参照



このことは、1月12日(火)に行われた学長定例記者会見でも発表されました。上の写真は
当日の様子。左から門叶、武山、石澤。

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