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理学部・理工学研究科紹介

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学部長からのご挨拶

山形大学理学部は1967年に設置され、現在は70名を超える常勤教員と800名を超える学部生が在籍しています。同じ場所で共に活動する大学院理工学研究科の大学院生(博士前期課程・後期課程をあわせて約120名)や研究員、事務職員などを含めると、全体で1000名にも及ぶ大きなコミュニティです。理学(サイエンス)とは、自然界の様々な現象を探求し、その法則や仕組みを明らかにする学問で、基礎科学とも呼ばれます。教員の専門分野は、数理科学から物理学、化学、生物学、地球科学まで幅広く、近年は宇宙物理学や材料化学、生命科学を中心とする研究成果が特に高い評価を得ています。

一見すると基礎科学は社会と結びつかないように見えますが、量子力学が後に半導体技術の発展に繋がったように、私たちの社会を支える知識や技術はこうした基礎科学の成果の上に成り立っています。現在、私たちは気候変動やエネルギー問題、生物多様性の損失など、多くの複雑な課題に直面しています。これらは、一つの専門分野だけで解決できるものではありません。例えば再生可能エネルギーについて考えると、発電の原理は物理学、材料の開発は化学、発電施設を設置する場所の地形や災害リスクは地球科学、生態系に及ぼす影響は生物学と、理学の様々な分野が関わっていることが分かります。さらに、発電量の予測や気象データの解析には数理科学が必要となるでしょう。理学部では1学科制のもと、学生が特定の専門分野だけでなく、その周辺分野を広く学ぶ学際的な教育を推進しています。

また、理学部の教員や学生は、探究学習や機器分析の支援(小白川キャンパス機器分析センター)、地域の子どもや大人を対象とした科学普及(山形大学SCITAセンターNPO法人小さな天文学者の会)、自然災害に関わる情報発信(山形大学災害環境科学研究ユニット)など、地域社会との連携にも積極的に取り組んでいます。理学部としては、2025年より1年生向けの授業科目「サイエンスセミナー」を全国の高校生にも開講し、一歩先の学びを提供しています。

キャンパスがある山形市中心部は、徒歩や自転車で回れるほどコンパクトで、城下町の面影を残しつつ、自然・歴史・文化が調和する魅力のある街です。山形は豪雪地帯と思われがちですが、日本海で発生する雪雲が月山(がっさん)などの山地に遮られるため、市街地の降雪はそれほど多くありません。四季折々に姿を変える美しい山々を望みながら、落ち着いて学問に打ち込める環境が整っています。多くの皆さんが理学部で共に学び、未来へ力強く羽ばたいていくことを期待しています。

今後とも、時代の変化に応じて教育・研究のさらなる充実を図ってまいりますので、皆さまのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

理学部長・大学院理工学研究科副研究科長
富松 裕

理学部の教育目標

学部の目的

理学部は、自然科学の基礎的分野の教育・研究を通して幅広い視野と探求力を教授し、豊かな人間性に基づいた責任感と倫理観を持ち、社会の要請に対し、独創性と柔軟性をもって対応できる自然科学の専門的素養を持った人材の育成を目的としています。

教育目標

山形大学の教育目標を踏まえ、理学の幅広い知識を教授して自然の真理を探究する柔軟な発想力と広い視野を育て、分野横断的な教育・研究を重視した先進的な専門教育により科学的な思考力・表現力・方法論を修得させます。卒業後、独創性と柔軟性を兼ね備え様々な分野で人類社会の発展に貢献できる人材の育成を目標としています。

沿革

1920年(大正9年)4月17日 勅令により山形高等学校創立。
1949年(昭和24年)5月 第2次世界大戦後の学制改革のなか、国立大学設置法により山形大学開設。
山形大学文理学部として、数学、物理、化学、生物、地学の5専攻が設けられ、現在の各学科の基になる。(山形高等学校は山形大学文理学部の母体となり、翌年3月に廃止)
1967年(昭和42年)6月 文理学部の改組により、山形大学理学部となり、数学科、物理学科、化学科、生物学科、共通学科の5学科が設けられる。
1970年(昭和45年) 8月 放射性同位元素総合実験室(現在は山形大学教育研究支援施設)及び理学部生物生産研究観測所(その後の裏磐梯湖沼実験所)が竣工。(2022(令和4)年度から休止。2024(令和6)年度廃止。)
1971年(昭和46年)10月 はじめての合同研修を蔵王坊平山荘で開催。
1978年(昭和53年) 4月 地球科学科設置。
1979年(昭和54年)4月 大学院理学研究科(修士課程)を設置。以降、地球科学科・数学科の講座増、新校舎の竣工など、教育・研究環境の整備が進む。
1995年(平成7年)4月 理学部を大幅に改組し、各学科を2つの大講座に再編成。
数学科は数理科学科、化学科は物質生命化学科、地球科学科は地球環境学科に名称を変更。
1998年(平成10年)3月 先端科学実験棟が竣工。
1999年(平成11年)4月 理学研究科(修士課程)が理工学研究科(博士前期課程および博士後期課程)となる。
博士前期課程には、数理科学、物理学、物質生命化学、生物学、地球環境学の5専攻、博士後期課程には、地球共生圏科学専攻が設けられる。
(翌年度、生物学専攻と地球共生圏科学専攻に、企業との連携大学院を設置)
2004年(平成16年)4月 国立大学法人法により、国立大学法人山形大学として新たに出発。
2011年(平成23年)2月 山形大学高感度加速器質量分析センター(現在は山形大学教育研究支援施設)設置。
2011年(平成23年)5月 地球環境学科 日本技術者教育認定機構(JABEE)認定。(2015年3月卒業生まで)
2017年(平成29年)4月 理学部改組。5学科制から、1学科(理学科)制となり、6つのコースカリキュラム(数学、物理学、化学、生物学、地球科学、データサイエンス)を設置。
理工学研究科博士前期課程改組。5専攻制から、1専攻(理学専攻)5分野(数理科学、物理学、化学、生物学、地球科学)制となる。

アクセス

所在地:
〒990-8560 山形市小白川町一丁目4-12 
TEL.023-628-4502

アクセスマップ

  • JR山形駅から

    東方へ約2.5km(徒歩約30分)
    ベニちゃんバス「東くるりん 東原町先回りコース」で「山大前」下車(所要時間約9分)
  • JR仙台駅から

    高速バス「山形行き」で「南高前・山大入口」下車(所要時間約55分)、そこから徒歩約7分

  • 山形空港から

    山形空港から山形駅までのアクセスは、こちらをご覧ください
  • 仙台空港から

    仙台空港から山形駅までのアクセスは、こちらをご覧ください

お問い合わせ

山形大学理学部・理工学研究科

小白川キャンパス事務部総務課総務担当

〒990-8560 山形市小白川町一丁目4-12
TEL.023-628-4502
E-mail:yu-risoumu@jm.kj.yamagata-u.ac.jp