Examination
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理学部は,自然科学の基礎的分野の教育・研究を通して幅広い視野と探究力を教授し,豊かな人間性に基づいた責任感と倫理観を持ち,社会の要請に対し,独創性と柔軟性をもって対応できる自然科学の専門的素養を持った人材の育成を目的としています。
山形大学の教育目標を踏まえ,理学の幅広い知識を教授して自然の真理を追究する柔軟な発想力と広い視野を育て,分野横断的な教育・研究を重視した先進的な専門教育により科学的な思考力・表現力・方法論を修得させます。卒業後,独創性と柔軟性をもって様々な分野で人類社会の発展に貢献できる人材の育成を目標としています。
理学部の求める学生像は以下のとおりです。
数学や自然科学の学修に必要な基礎的な学力,論理的思考力及び主体的学習力を持ち,次の3要素(3つのC)を備えていること。
数理の世界や自然界のさまざまな現象に強い興味と好奇心を持ち,真理探究や未知なるものの発見や創造に挑戦できる人
高い倫理観と協調性を持ち,身に付けた知識をわかりやすく表現する能力と多様な人々との交流に必要なコミュニケーション能力を持つ人
人間社会の抱える問題を認識し,その解決に向けて,理学的な視野で積極的に貢献しようとする意欲を持つ人
以上のような観点から,理学科では,具体的に次のような入学者選抜を実施します。
理学科で学ぶ上で必要となる基礎的学力を総合的に評価するため,大学入学共通テストを課します。更に,数学,物理,化学,生物,総合問題(地球科学)の中から1科目を選んだ個別学力検査を課し,考察力,推理力,論理的思考力,記述力を総合的に評価して合否を判定します。
個別学力検査等を課さず,外国語及び理数科目に重点を置く大学入学共通テストの得点により合否を判定します。
理学科で学ぶことに強い意欲を持つ者に対して選抜を行います。第1次選抜では,これまでの学修状況及び自分の考えを適切に表現できるか,を評価するため,調査書,エントリーシート及び探究活動レポートを総合して合否を判定します。第2次選抜では,基礎学力,自主的な学習意欲,自己表現力,チャレンジ精神を評価するため,選抜区分ごとに定めた科目等(数学:面接(口頭試問を含みます。),物理学:面接(口頭試問を含みます。),化学:プレゼンテーション(受験者相互による質疑応答を含みます。),レポート,生物学:小論文,面接(プレゼンテーション及び口頭試問を含みます。),地球科学:面接(作業※及びプレゼンテーションを含みます。)※標本観察,読図等)により,合否を判定します。
個別学力検査を課さず,当該年度の日本留学試験の成績及び出願書類の内容を総合的に評価し,合否を判定します。
大学入学共通テストを課さず,基礎学力,思考力,表現力を評価する他,学習意欲,自己表現力,チャレンジ精神についての面接(口頭試問を含みます。)を行い,面接(口頭試問を含みます。)の得点と書類審査(調査書・推薦書・志望理由書)に基づく得点の合計により合否を判定します。
理工学研究科(理学系)は,種々の分野で先端科学技術を将来にわたり維持し発展させるために,広範な基礎学力に基づいた高度の専門知識と能力を備えた,柔軟で独創性豊かな科学者・技術者の養成を目的としています。
博士前期課程では,専門とする分野の深い知識と技能とともに,幅広い理学の知識を兼ね備え,異なる分野の知識や研究成果を総合して新たな理論や技術を生み出す人材を養成し,科学技術の社会的利用において不可欠となる情報セキュリティ,知的財産,法令順守,安全衛生管理に関する確かな理解を持ち,優れた社会性と倫理性を備えて,科学技術の発展に貢献する人材を育てることを目標としています。
博士前期課程の求める学生像は以下のとおりです。
博士後期課程では,人間の諸活動と自然環境との調和の観点に立ち,自然科学の深い基盤と学際・複合領域における高度で先端的な知識を教授し,柔軟な総合力と独創性豊かで高度な自然科学の研究能力を備えた人材を育てることを目標としています。
博士後期課程の求める学生像は以下のとおりです。