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入学から卒業まで

理学部・大学院理工学研究科(理学系)では、自然科学の基礎研究に基づく高度な教育を通じ、社会の要請に対して独創性と柔軟性をもって対応できる専門的素養を持った人材の育成を目指しています。理学部では、専門分野を体系的に学びながら、個人が目指す将来像に応じて必要なスキルを伸ばすために、柔軟なデザインが可能なプログラムを用意しています。

理学部

卒業までの流れ02ol.png

専門分野を体系的に学ぶ

1年次はまず、教養教育を通して広い視野を養うとともに、理学を幅広く学びます。2年次からは、専門分野が体系的に学べる「コースカリキュラム」を、データサイエンス、数学、物理学、化学、生物学、地球科学の6つの中から選択します。コースカリキュラムは、入学試験で選択した科目等によらず選ぶことができ、「数学を中心にデータサイエンスも学ぶ」「化学を中心に生物も学ぶ」など、従来の専門分野の枠にとらわれない分野横断型の学修もデザイン可能です。

データサイエンス

データの概念・理論・特性や、技法を学ぶ

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高速なコンピュータを用いても、大きなサイズのデータを処理するには多くの時間を要することが頻繁にあります。データを効率よく処理するための手法を学び、現実の問題にその手法を適用して多くの候補から短時間で最適な解を見つけ出す技術等を習得します。また、統計学の知識も導入し、大量のデータから有用な情報を抽出する手法並びにそれらの研究を支える基盤となる数学について学びます。

学べる分野・主な授業科目

応用数学/熱工学/航空宇宙工学/スポーツ科学/情報科学/擬似乱数/計算機科学/数値解析/科学計算/有限群のモジュラー表現/統計科学/物性物理学理論 など

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数学

科学の進歩の土台となる
数学的思考力を磨く

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「読み書きそろばん」という言葉にあるように、読み書きを伴って数を正しく扱うことはとても大切なことです。数学は、諸科学にとって必要不可欠な言語と認識されており、数学としての発展と他分野への応用が絶えず展開されています。正に、現代の科学技術を支える学問とも言えます。代数学、幾何学、解析学、応用数学などについて学び、数学的思考力を磨き、高度な専門力を身につけます。

学べる分野・主な授業科目

応用数学/離散幾何解析学/幾何解析/代数幾何学/解析学/整数論/偏微分方程式/数学・差分代数/代数学/量子情報理論/位相幾何学 など

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物理学

自然に潜む法則を
統合的に探求する

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原子・電子のミクロの世界から宇宙におよぶ広大な範囲をつかさどる自然の基本法則を解明するのが物理学です。物理学を順序良く基礎的なことから学びはじめ、実験科目や演習科目もまじえて専門科目の内容を確認しながら学修をすすめます。主な授業科目は、物理学に必要な数学、力学、電磁気学、量子力学、熱力学、相対性理論などです。これらをもとにして、素粒子や宇宙の構造、物質の性質を理解します。

学べる分野・主な授業科目

理論物理化学/原子核物理学/素粒子物理学/光物性物理学/宇宙物理学/高エネルギー天文学/強相関電子理論/ガンマ線天文学 など

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化学

物質と生命の根源を
探求・解明する

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化学分野の体系的な理解と科学的探究心・展開力を身につけるため、基礎からイノベーション創出にもつながる幅広い専門科目を中心にした講義・演習・実験が整備されています。これらの科目を自主的に組み立てて学修することで、様々な物質の性質や機能の本質について原子・分子レベルから理解できる基礎力が培われ、新物質・新機能の創出、生体機能の理解、物質生命科学の真理探究などに挑戦できます。

学べる分野・主な授業科目

有機化学/物理化学/無機化学/高分子化学/酵素化学/生物物理学/錯体化学/電気化学/材料化学/生体無機化学/生化学/分子細胞生物学/超分子化学 など

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生物学

生命の謎に挑み、
生物の不思議を解き明かす

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生体分子から、細胞、器官、個体、生物群集、各階層で多様性を生み出す進化までの、それぞれに関わる生命・生物現象を理解し、生物の営みに存在する基本法則を解明するのが生物学です。動物や植物の系統分類・進化、生態、遺伝、生理、発生を中心に、講義とフィールドを通して生物学の専門的知識と研究法を学修し、生物環境評価や食料生産など、生物学が貢献できる諸問題に関する基礎力が培われます。

学べる分野・主な授業科目

昆虫分類学/系統学/進化生物学/動物発生学/植物生態学/比較形態学/行動生理学/遺伝学/動物行動学/植物生理学/植物発生生物/生物多様性進化学/生殖生物学 など

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地球科学

人類が地球と共生していく
生存環境を考える

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自然災害が多発しています。また、地球環境問題も深刻化しています。地球に誕生した人類は、この地球と共存していく必要があります。そのためには“地球とは何か”を知ることが基本となります。地球科学の主要分野を学び、グローバルかつ多角的な視点から、過去・現在のみならず未来の地球システムの理解を目指します。さらに、自然災害、地球環境、資源問題など、人類が直面する問題を考えていきます。

学べる分野・主な授業科目

火山学/地質学/地質年代学/岩石学/生物海洋学/微古生物学/アイスコアサイエンス/地球物理学/古生物学/地球化学/鉱物学 など

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目指す将来像に応じてスキルを伸ばす

各自の将来像に応じて必要なスキルを伸ばすために、多様な授業科目とプログラムを用意しています。研究職・技術職を目指す人、教員・学芸員を目指す人、データを通して課題解決力を磨く人、実践的な英語力を伸ばして留学に挑む人 ––– 皆さんの将来に向けてスキルを伸ばすための “学びの場” を提供します。

(※令和5年度より従来の「履修プログラム制度」は廃止しますが、これまでのプログラムに対応した学修を引き続き可能としながら、さらに個人のビジョンに合わせて柔軟にデザインできる仕組みに変わります。)

将来を見つめる02ol.png

学生相談

各学生に割り当てられるアドバイザー教員が修学面・生活面に関わらず相談に応じているほか、専門のカウンセラー(臨床心理士)による相談、大学院生による学習サポートなど様々な窓口を設けています。

研究探究力養成プログラム

1年次から研究室での活動に触れられる「ラボ探検」や、高校時代に行った探究活動等をさらに深め、個人またはグループで主体的な研究活動を行う「自主研究チャレンジ」を実施しています。

資格の取得

所定の単位を修得すると、卒業時に次の資格を得ることができます。

  • 中学校教諭一種免許状(数学または理科)
  • 高等学校教諭一種免許状(数学または理科)
  • 学芸員資格

語学研修・国際交流

理学部では、授業や研究、就職に向けて英語力を伸ばすための授業科目を開講するなどの取り組みを行っています。また、山形大学では交換留学を含む様々な国際交流活動をサポートしており、理学部の学生も毎年参加しています。交換留学先で取得した単位を山形大学の単位へ互換できる制度もあります。

卒業研究

研究室に配属され、特定のテーマに沿って研究に取り組みます。複数の分野の教員と協働し、分野横断型の研究に取り組むこともあります。

大学院接続プログラム

卒業後に引き続き本学大学院理工学研究科(理学系)に入学を希望し、学業成績において一定の要件を満たした学生は、3年次後期から卒業研究に取り組みます。また、4年次に大学院で開講される授業科目を先行して履修することができ、受講した科目の成績は、大学院へ入学後に単位が認定されます。

 

大学院理工学研究科(理学系)

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博士前期課程(理学系)では、専門分野の深い知識・技能と、幅広い理学の知識を兼ね備え、異なる分野の知識や研究成果を総合して新たな理論や技術を生み出す人材を養成します。後期課程の地球共生圏科学専攻では、学際・複合領域における幅広い知識を修得した、より高度な職業人研究者を養成します。また、博士前期課程(理学系)へ入学する学生は、本学博士課程5年一貫教育プログラム(フレックス大学院)の出願資格が得られます。