Employment encyclopedia
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地球科学
アジア航測株式会社
国土保全技術部火山防災課
2022年入社
学部時代は地球化学や地球物理、岩石、地質、年代など、地球科学全般について広く学びました。学部の研究室配属後は噴石、大学院進学後は溶岩流の数値シミュレーションを使用した研究を行っていたため、数値シミュレーションの基礎や流体力学についても学びました。
火山防災マップの作成や火山勉強会等の企画運営、影響把握のシミュレーション、避難計画作成等の支援を行っています。また、火山の分野に限らず、他部署と共同で業務を進めることもあります。
研究室でのゼミ発表や卒論、修論の発表での資料作成や発表練習は、業務の打合せ資料作成や客先へ説明をする際の基礎になったと思います。高校までは人見知りで、人前で話をすることも苦手でしたが、授業やゼミで他分野の学生、先生方に発表することで少しずつ苦手意識がなくなり、自信をもって話せるようになりました。
研究は火山現象の数値シミュレーションを主としていたため、その際に使用したGISソフトの操作やシミュレーションの技術は、業務内でも使用するため、0から覚えるよりはスムーズに仕事ができていると思います。
アジア航測を知ったきっかけは、学科のOB会でした。当時は漠然と今の研究が生かせるような防災の仕事がしたいと考えており、OBの先輩と話していたところ、こういう会社があると教えていただきました。修士1年時にインターンシップに参加し、防災以外にもインフラや計測など様々な業務があると知り、いろいろな経験ができると思い入社を決めました。
仕事をしていてやりがいを感じるのは、自分が携わった業務の成果がハザードマップなどのように一般に公開されたときです。シミュレーションをして影響範囲を決めるための条件の設定や計算結果が適切かの評価など難しい部分はありますが、成果として公開されたものをみると、頑張ってよかったなと思うと同時にこれからも中途半端な仕事はできないなと身が引き締まります。
今は火山の業務がメインですが、社内の業務は計測、設計、インフラ、環境など多岐にわたります。その中で火山の仕事にだけこだわるのではなく、チャンスがあれば積極的に他の業務にも関わり、広い視点と知識を持った技術者になりたいと考えています。
何かを突き詰めた結果それが仕事にできることもあると思います。そのために、“興味がない”や、“苦手だから”と避けていくのではなく、色々なことに関心を持ってたくさんチャレンジしてみてください。