Employment encyclopedia
Employment encyclopedia
数学
Septeni Japan株式会社
ソリューション営業部
2020年入社
大学院では超離散可積分系の研究をしており、化学反応波の偏微分方程式を、簡単な形式(セルオートマトン)で表すにはどうすれば良いかを日々考えていました。また、学会での発表や海外への論文寄稿などを通じて、多くの経験を積みました。
デジタルマーケティング企業の営業組織でマネージャーをしています。
僕たちは世の中にある非常に多くの商品やサービスと、それを求めている人々を、「広告」という手段を用いて、結びつける支援をしています。
そのためには、人々の心情や紐づく行動をデータ分析によって解釈し、その人が求めていそうな商品にたどり着くための道筋を戦略的に描き、戦術を実行する必要があります。
様々な業界の広告主様と一緒に、世の中に良い商品やサービスを普及するにはどうすればよいのかを考え尽くすことが私の仕事です。
論理的思考が活かされており、強みになっています。
広告の戦略を描く時や、それを上司や広告主様へ提案する時、そこには必ず「論理」が必要です。大学院時代に学んだ数学という学問ほど、「論理」を突き詰める学問はないのではと思います。数百ページに渡る証明に1行でも論理の破綻があれば、それはもう証明とは言えなくなってしまいます。
日々の業務や会話の中でも行間の論理を突き詰める癖がついたのは、確実に数学の研究に打ち込んだあの頃のおかげです。
数学に向き合う中で、世の中の役に立つことであることは確信しつつも、実際どのような場面で役に立つのかは、解像度が高くありませんでした。
そのような中で、数学を活用したマーケティングの本に出会い、学問として向き合っていた数学と現実世界が紐づいて、とてもワクワクしました。
デジタルマーケティング領域は数値的なアプローチが定石であり、理想にピッタリだなと思い入社を決めました。就活時は、Wantedlyやリクナビを活用していました。
広告主様のニーズに応じたマーケティング戦略を提案し、それが実際に成果を上げたときです。また、チームメンバーと協力してアイデアを形にする過程も非常にワクワクします。ホワイトボードを取り囲んで議論を進めていく点では、学生時代に通ずるものがあります。毎日新しい挑戦があり、それを乗り越えることで自己成長を実感できる点もやりがいの一つです。
プライバシー保護やクッキー規制(調べてみてください)が進行する一方で、世の中のサービスや個人の価値観の多様化は更に加速し、「個人に合ったサービス提供(パーソナライズ)」が求められています。プライバシー保護とパーソナライズは、矛盾しているように見えますが、両立することは可能だと思います。
私は今後、ユーザーに「自分が求めている情報を提供してくれて、心地よく寄り添ってくれる広告」だと感じてもらえる方法を考えることに挑戦していきたいです。
・広告主が保有しているユーザーデータを活用した配信コントロール
・生成AIを活用した個別最適な言い回しや広告表現の工夫
・複数のチャネルを横断した一貫性のあるコミュニケーション
などなど、できることはたくさんあります。
広告という形に捉われず、ユーザーが心地良い情報を受け取れる環境づくりをしていくこと、それを先導していくようなビジネスパーソンになりたいです。
「やりたいことを明確にしておくこと」とよく言われますが、学生時代の僕にはピンとくるものはありませんでした。
僕はやりたいことが明確ではなかったがゆえに、どの業界でも必要な「マーケティング(広告)」を選び、たまたまこの業界に居続けていますが、これまで本当にやりたいことを見つけ、新しいチャレンジに踏み出す仲間を沢山みてきました。
小学校、中学校、高校、大学と、その時々の夢が違っていたように、社会人になってからもやりたいことは変化し続けます。
いつか現れる本当にやりたいことのために、今身につけておくべきことが何かを考えることが大事かなと思います。
柔軟性と機動力も持ちながら、ぜひ頑張ってみてください。
デジタルマーケティングエージェンシーとして、デジタル広告の販売と運用をはじめ、データやAIを活用したソリューションの提供、電通グループとの提携によるオンライン・オフライン統合によるマーケティング支援など、企業のDXを総合的に支援しています。
https://www.septeni.co.jp/