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生物学

製造業 (医薬品メーカー)×管理職

佐藤 潤さん

ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社
製剤部 製剤第一グループ
2004年入社

所属していたコース(分野)で学んでいた専門の内容について具体的に教えてください。

和牛の霜降り肉には、融点が低く口の中で溶けることから食味が良く、健康にも良い不飽和脂肪酸が多く含まれています。飽和脂肪酸を不飽和化して不飽和脂肪酸を増加させる酵素の遺伝子の発現量について研究を行っていました。

現在の仕事内容を教えてください。

原料から医薬品のバルク(包装前の錠剤)を製造する部門のマネージャーとして、30人強のメンバーを率いています。
ベーリンガーインゲルハイムのドイツ本社と連動した戦略に基づき、山形工場としての全体および製剤部としての目標を達成するために、グループ全体の業務管理を行っています。メンバー一人ひとりのキャリア志向に合わせた育成を大切にしています。

学生時代に学んだことが、現在の仕事にどのように活かされているか具体的に教えてください。

入社後約1年間製剤の現場を経験した後、生産技術部門へ異動となりました。原料変更の検討、工程改善、新製品の立ち上げなど、新しいことを何でもやる部署であり、「仮説を立ててそれを検証する実験・試作系を組み、計画書として文書化する。その後、実験・試作を行って確認した内容を報告書としてまとめる。その内容をマネジメントに対してわかりやすくプレゼンする。」といった業務は、学生時代の専攻と分野は全く違っても卒業・修了研究を通じて学んだことがとても活かされました。
また、私は大学、大学院で中学校・高等学校の教員免許も取得しており、現在の仕事の中心の一つである、人を育てるという観点では教員免許取得のために学んだ内容も役に立っています。

現在勤めている会社に入社を決めた理由(志望動機)を教えてください。

前述の教員の選択肢も考えつつ、地元山形県内での就職を希望しており、県内で行われた会社説明会で偶然ベーリンガーインゲルハイムの存在を知りました。外資系企業で県内にいながらグローバルな環境で仕事ができること、また、当時祖母が薬を飲んでいるのを目にしていましたので、医薬品を通じて人々の健康に貢献できるということにやりがいを感じて入社を決めました。

現在の仕事でやりがいを感じる点について具体的に教えてください。

管理職になる前はプレイヤーとして自分でできる仕事がどんどん増えて行き、自分が携わった新製品の生産が開始される、プロジェクトなどが成功するなどといった、自分の個人としての成長にやりがいを感じていました。
管理職になった後は、メンバーに問いかけて考えを促し、メンバーが自分で考えた仕事の進め方で仕事がうまく行ったときに、メンバーの成長を感じてやりがいを感じています。もちろん、これらがうまく回った時は自分の成長も感じることができます。

今後挑戦してみたいことなどご自身のキャリアプランについて教えてください。

ベーリンガーインゲルハイムの他国の工場とのつながりを今以上に強化していきたいです。それにより、より広い視野、より高い視座で物事を考えて行動・判断できるようになり、将来的により高いポジションを任せてもらえるようになりたいと思います。

これから就職を考える高校生や中学生に対して業種や職種を選ぶ上でのアドバイスがあればお願いいたします。

早い段階であまり絞り込みすぎず、色々なことに興味を持って柔軟性のある選択ができるようにしておくと良いと思います。
どんな業種、職種に就くにしても、学生時代に学んだことは絶対に無駄にはならず、必ず自分の糧となりどこか必ず活かせる場面が出てくると思いますので、学生時代にしかできない日々の学びを大切にしてほしいです。


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