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2024.10.02

研究ニュース

理工学研究科大学院博士前期課程1年生の隅 琢磨さんが科学研究費補助金学術変革領域研究(A)「超秩序構造科学」の第8回成果報告会において優秀ポスター賞(フォレスト賞)を受賞しました。

令和6年9月24日~25日に東北大学片平キャンパスで行われました「超秩序構造科学」で、本学大学院理工学研究科博士前期課程1年の隅 琢磨さんが優秀ポスター賞(フォレスト賞)を受賞しました。発表のタイトルは「光電子ホログラフィーとガンマ線誘起陽電子消滅寿命分光によって調べたMg2Sn結晶のアンチモン添加効果III」です。アンチモンを添加した錫化マグネシウム(Mg2Sn)は温度差によって発電する材料(熱電材料)です。アンチモンを添加した錫化マグネシウムには特異なナノスケール領域が形成されることが知られていました。隅さんは、加速器とレーザーを使った最先端分光手法と理論計算を駆使してアンチモンとともにマグネシウムの抜け穴(原子空孔)が結晶に取り込まれていることを明らかにしました。不純物と原子空孔の対からなる超秩序構造がナノスケール領域に存在しており熱電材料の性能を左右する重要な役割を果たすと期待されます。「超秩序構造科学」の領域研究では若手研究者の育成と支援も行なっており受賞者は海外で行われる国際ワークショップに招待されています。隅さんも令和7年1月にロンドンで開催される国際ワークショップに招待されて研究成果を発表します。

表彰式の様子。(隅さん(山形大)(左)、林 好一代表(名工大)(中央)、Lu 助教(東大)(右))

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