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2024.10.31

イベント報告

「山大サイエンスフォトコンテスト」を実施しました!

 このたび理学部では、ふすま同窓会の支援を受けて、「山大サイエンスフォトコンテスト」を実施しました。
 研究室に所属する学生の皆さんに、サイエンス研究活動に関わる写真・画像・イラスト等を募集したところ、約30点もの作品が寄せられました。応募作品は、10月26日(土)に開催された理学部ホームカミングデーにおいて展示され、ご来場いただいた方に良いと思った作品にご投票いただきました。
 今後は学内での展示を予定しております。

◇入賞作品◇
最優秀賞
「青い龍」 深瀨 貴代さん

青く光り輝く物体、これは「Amyloid -β(アミロイド-ベータ)」と呼ばれるタンパク質が集まってできた凝集体です。私はこのタンパク質に関する研究をしています。面白い形の凝集体を見つけるのは、研究の中での私の小さな楽しみです。この写真は凝集体が「龍」に見えたので、思わず撮影した一枚です。

優秀賞
「手のひらサイズの小宇宙」 大友 迪人さん

この写真は偏光顕微鏡を通して見た岩石薄片です。岩石は鉱物の集合体です。地球科学の岩石を扱う分野では岩石中の鉱物や組織を観察・分析することで、岩石の成り立ちやそれに関連する事象を調べています。観察に欠かせないのが岩石薄片。岩石を薄~く削って偏光顕微鏡で観察します。するとあら綺麗、岩石ごとにいろいろな表情を見せてくれます。何気ない石ころ一つにも綺麗な宇宙が詰まっているんです。

「出会い」 樋口 眞人さん

山大から歩いて20分ほどの場所にある盃山で撮影した1枚です。この日は春先の山を 散策していたのですが、大型犬が現れたかと思ってびっくりしました。向こうも耳をぴんと立ててこちらの様子をうかがいながらも、ゆっくりと道を横切って行きました。これが私とニホンカモシカの最初の出会いでした。

佳作
「みんなで芋煮会」 上小林 柾さん

私の研究室では毎年芋煮会をしています。新しく入ってきた3年生と先輩が協力して芋煮を作り、親交を深めます。写真は今年の芋煮の様子です。

「ヤモリかイモリ」 佐藤 拓海さん

大学の近くにいた子供のヤモリかイモリ。

「顕微鏡で覗く努力の結晶」 星 実津希さん

これはタンパク質から成る小さな結晶の写真です。私の研究では、この結晶を用いて特定のタンパク質の構造を明らかにし、その構造的特徴からタンパク質の機能解析を行っています。きらきら輝く結晶は、タンパク質の種類や濃度、添加する化合物など複数の要因が合致した時に形成される賜物です。何百もの結晶化条件でスクリーニングを行い、数週間かけて顕微鏡で観察し続けるため、結晶を見つけた瞬間にとても嬉しく感じます。