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ホーム > 新着情報 > 山形大学大学院理工学研究科博士前期課程2年の富田龍弥さんが、2024年度 微古生物学リファレンス・センター(MRC)研究集会において優秀口頭発表賞を受賞しました
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2025.03.25
研究ニュース
山形大学大学院理工学研究科博士前期課程2年の富田龍弥さん(素粒子理論物理学研究室所属)が、2024年度 微古生物学リファレンス・センター(MRC)研究集会(島根大学、2025年3月15〜16日)において口頭発表を行い、参加者全員の投票の結果、優秀口頭発表賞を受賞しました.
トポロジカルソリトンを用いた放散虫骨格構造の再現
衛藤稔・富田龍弥(アルファベット順)
放散虫は5億年以上前から存在する海洋プランクトンで、その微化石は地質の年代を決める示準化石として有用なだけでなく、その形状は非常に特異で美しく、専門家だけでなく多くの人を惹きつけています。単細胞生物の骨格がなぜこんな形状になったのか?その理由はまだはっきりとは分かっていませんが、富田氏は山形大学素粒子理論研究室(衛藤研究室)にてトポロジカルソリトンを研究テーマに選び、それを用いて放散中の骨格構造を再現する数理モデルを構成するという斬新な研究を学部の頃から3年間続けてきました。この度その研究成果を本来の専門分野である素粒子物理学とは全くかけ離れた微古生物学の学会で発表し、微化石の研究コミュニティーに大きなインパクトを与え、その研究結果が高く評価され優秀賞を受賞しました!
2025.3.15授賞式後に賞状と副賞を持つ富田龍弥氏