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2020.01.23

研究ニュース

日本原子力研究開発機構・特別研究生としての研究活動報告

大学院博士前期課程・地球科学分野・湯口貴史研究室の大学院生石橋梢さんが令和元年10月15日から令和2年1月15日までの3か月間、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構・東濃地科学センターの特別研究生として、研究活動を行いました。特別研究生とは日本原子力研究開発機構における学生の受入制度のひとつで、現地での研究を通じて、先進的な装置でデータを取得しつつ、研究資質の向上を図ることを目的とした人材育成制度です。

石橋さんの研究内容は鉱物の同位体分析と微量元素分析で、その分析結果からは地下のマグマだまりがどのように冷えていったのかの情報を得ることができます。このようなマグマ冷却史の研究は、大陸地殻の発達・進化に関する研究や地盤の安定性の評価に関する研究などに応用することが可能です。

今回の研究活動を通じて石橋さんは、「大学とは異なる環境下で研究に打ち込むことができただけでなく、実際に研究施設で働く方々を間近で見て学ぶという貴重な経験を得ることができました。このことを、今後の研究活動及び就職活動に生かしていきたいと思います」という感想を述べています。

石橋さん

誘導結合プラズマ質量分析装置(LA-ICP-MS)を用いた分析の際の石橋さんの写真