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2020.05.26

研究ニュース

(特集)科研費取得教員の声「固体中をイオンが高速に動く謎を解く〜革新的イオン伝導材料の創製に向けて〜」(研究代表者:臼杵毅 教授)

室温において溶液並みにイオンが伝導するガラスが注目されています。液漏れのない二次電池など次世代の材料開発においても鍵を握る物質です。しかし、ガラス化することでなぜ高いイオン伝導性が生じるのか?という根本的な問題が未解明です。私たちは、国内外の大型実験施設を最大限に活用し大規模計算シミュレーションも駆使して、この謎の解明に挑戦します。そして、革新的なイオン伝導材料の創製基盤を構築することを目指します。

イオン伝導性ガラスの原子レベルのイメージ図

イオン伝導性ガラスの原子レベルのイメージ図
イオンが伝導する経路が形成され、その中を高速にイオンが拡散するのではないかと予想しており、この予想を確認する高度な実験とシミュレーションを行う先端研究を推進します。

放射光実験施設の写真

世界最強の放射光実験施設SPring-8(兵庫県)
イオン伝導性ガラスの複雑な構造情報を知る上で欠かせない大型実験施設です。