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2021.04.06

研究ニュース

フロンティアプログラム1期生の4年生 寺島政伸さんがガンマ線バーストに関する研究について日本物理学会で発表を行いました

山形大学理学部は2017年に改組を行い、学生のキャリアに沿った3つの履修プログラムを新設しました。その3つの中で、いち早く先端的な研究に触れたい学生に用意されたプログラムがフロンティアプログラムと呼ばれる履修プログラムです。フロンティアプログラムは成績優秀者にだけ門戸が開かれており、従来と違い3年生後期から志望する研究室で先端的な研究に従事します。寺島君はX線領域での偏光観測という未開拓の分野に夢を抱き、2021年度末に打ち上げ予定のイメージングX線偏光衛星IXPE(Imaging X-ray Polarimetry Explorer)の研究を志望しました。そして2020年4月には、本プロジェクトのサイエンスをリードするNASA/MSFCのSteve O’Del博士から、サイエンスパートナーに抜擢され研究を行ってきました。特に寺島君は、IXPEを使ってガンマ線バーストから放出されるX線残光の偏光を観測した場合、どの様な観測が実現できるかをコンピューターシミュレーションにより明らかにしました。その研究成果を受けて、2021年3月に開催された日本物理学会において、宇宙最大の爆発現象であるガンマ線バーストの偏光観測において研究成果を発表しました。学部生の間に本格的な学会に参加して研究発表を行う事は非常に希なことであり、本履修プログラムと学生の熱意がマッチした良い例となりました。

2021年3月に開催された日本物理学会のプログラムの抜粋


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