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2021.12.13

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山形大学3年生が最優秀賞受賞|「かるほく」凍霜害アラートシステム・コンテスト

最優秀賞の阿部優生さん(山形大学理学部3年)(左)、優秀賞の國分雄大さん(山形大学理学部4年)(右)

上山市で運営している果樹栽培支援システム「かるほく」のシステム開発コンテストの表彰式が2021年12月10日(金)、山形大学小白川キャンパス(山形市)で行われ、最優秀賞の阿部優生さん(山形大学理学部3年生)、優秀賞の國分雄大さん(山形大学理学部4年生)に表彰状と副賞が授与されました。

「かるほく」とは、上山市と山形大学奥野貴士准教授が果樹栽培支援を目的に開発したスマートフォン向けのアプリケーション。定点カメラで撮影した果実画像や気象データを解析し、収穫期の判断材料を生産者に提供します。

本コンテストは、この「かるほく」に凍霜害アラートシステムを実装するために開催されました。山形県によると、今春の凍霜害(災害)による農業被害額は約130億円とされており、果樹栽培においても凍霜害対策は課題の一つです。「かるほく」には既に翌朝の低温を注意喚起するアラート機能が搭載されていますが、より精度が高く、生産者の対策作業に合わせたアラートシステムへのバージョンアップが望まれていました。

最優秀賞を受賞した阿部さんが開発したプログラムは、夕方までのデータに基づき翌朝の最低気温を予測するもの。今回開発されたプログラムは修正後、「かるほく」に実装される予定です。阿部さんは、「データを用いて地域に貢献したいと思っていた。このような形で果樹栽培支援に寄与することができ光栄」と感想を話しました。

受賞者と記念撮影:(左から)山形大学データサイエンス教育研究推進センター長脇克志教授、最優秀賞の阿部優生さん(山形大学理学部3年)、山形大学奥野貴士准教授、上山市役所観光・ブランド推進課櫻井豊主査、優秀賞の國分雄大さん(山形大学理学部4年)