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2022.12.06

研究ニュース

博士前期課程2年の藤本慎太郎さんが第95回日本生化学会において若手優秀発表賞を受賞しました

2021年12月9日~11日に開催された第95回日本生化学会において、大学院理工学研究科博士前期課程2年(化学分野)の藤本慎太郎さんが口頭発表を行い、若手優秀発表賞を受賞しました。日本生化学会は会員数7,000人をこえる、基礎医学生物学を対象にした日本を代表する学会の1つです。日本生化学会の若手優秀発表賞は、若手の教員、研究員、博士後期課程の学生の研究発表を含む、多くの研究演題の中から選抜されるため、今回、博士前期課程2年の藤本さんが若手優秀発表賞を受賞したことは快挙といえます。

細胞内に存在する細胞小器官(オルガネラ)同士が結合する「オルガネラ間コンタクトサイト(Contact Site, 以下CS)」は、まだ発見から日が浅い、生物学上の新しい概念で、教科書にも掲載されていません。近年、その新規性から世界中の研究者に注目され、細胞生物学分野で最も熾烈な研究競争が繰り広げられています。藤本さんは、オルガネラ間CSに集積するタンパク質を特異的に研究する新しい実験手法を開発し、さらにその実験手法を駆使することで、核膜-液胞膜間に集まるタンパク質を、新たに3種類同定することに成功しました。この成果は、オルガネラ間CSの新たな機能解明に貢献するインパクトの大きいものです。

 

【発表演題】  「出芽酵母におけるオルガネラ膜間コンタクトサイト局在タンパク質の解析」 
【発表者】  藤本 慎太郎¹, 尾野 雅哉², 吉丸 哲郎³, 片桐 豊雅³, 田村 康⁴ (1.山形大学 大学院理工学研究科, 2.国立がん研究センター 研究所, 3.徳島大学 先端酵素学研究所, 4.山形大学 理学部)

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